原点回帰を果たしたFPSの人気作『Call of Duty: WWII』の3つの魅力を紹介
「Call of Duty」シリーズは、初代『Call of Duty4: Modern Warfare(MW)』からプレイしているBBMANです。
2017年11月3日に発売された『Call of Duty: WWII』、既に多くの方がプレイしているのではないでしょうか。
今回は未プレイの方に向けて、『WWII』の魅力を幾つかご紹介していきます。
『Call of Duty(コールオブデューティー)』とは
「Call of Duty」とは、現代戦や未来戦、そして過去に起きた世界大戦を舞台にしたFPS(ファーストパーソンシューティング)ゲームです。
2003年12月にPC用ソフトとして発売された『Call of Duty』を皮切りに、ナンバリングタイトルや外伝、リマスター版も含めて、2017年までに22作品が登場。
シリーズ初期は、第二次世界大戦を舞台にした臨場感のあるキャンペーンモードで話題を呼びましたが、2007年に発売された『Call of Duty: Modern Warfare(MW)』では、そのタイトル通り現代戦がテーマとなりました。
そしてPS3やXbox360の登場により、コンシューマ機で手軽にオンラインプレイが楽しめるようになった2007年前後からは、マルチモードにも一層力を入れた「MW(モダン・ウォーフェア)」シリーズや「BO(ブラック・オプス)」シリーズ等が登場。
マルチモードでは、他のFPS作品と比べてマッチ時間が短く、スポーツ感覚で遊べるカジュアルシューターといった印象が特徴的です。
2017年11月3日に発売された、最新作となる『Call of Duty: WWII( WWII)』は、久しぶりに第二次世界大戦に時間軸を戻した作品となりました。
主要なシリーズ作品(日本発売版)
タイトル | 発売日 | |
1作目 | Call of Duty | 2003年12月8日 |
2作目 | Call of Duty2 | 2006年3月24日 |
3作目 | Call of Duty3 | 2007年3月29日 |
4作目 | Call of Duty4: Modern Warfare(MW) | 2007年12月27日 |
5作目 | Call of Duty: Modern Warfare2(MW2) | 2009年12月10日 |
6作目 | Call of Duty: Black Ops(BO) | 2010年11月18日 |
7作目 | Call of Duty: Modern Warfare3(MW3) | 2011年11月18日 |
8作目 | Call of Duty: Black Ops2(BO2) | 2012年11月22日 |
9作目 | Call of Duty: Ghosts(G) | 2013年11月14日 |
10作目 | Call of Duty: Advanced warfare(AW) | 2014年11月13日 |
11作目 | Call of Duty: Black Ops3(BO3) | 2015年11月6日 |
12作目 | Call of Duty: Infinite warfare(IW) | 2016年11月4日 |
13作目 | Call of Duty: WWII(WWII) | 2017年11月3日 |
『Call of Duty: WWII』の3つの魅力
それでは実際に、『Call of Duty: WWII』の魅力を各モードに分けてご紹介していきます。
第二次世界大戦の戦場を生き抜く「キャンペーン」モード
ストーリーモードとなる「キャンペーン」は、第二次世界大戦が激化する1944年のヨーロッパ西部戦線を舞台に物語が進行していきます。
プレイヤーは19歳の歩兵で大隊に所属する「ロナルド・レッド・ダニエルズ」となり、多くの仲間達と共に戦場を駆け回ることに。
第1章では、装甲ボートに乗って海岸への上陸作戦が展開されますが、数秒前まで煙草を吸いながら普通に談笑していた隣の兵士が凶弾に倒れ、いやがおうにも、ここが「戦場」であることを自覚させられます。
敵の機関銃から放たれる銃弾の雨をかいくぐり、バンカー(塹壕)に潜り込んで裏をかく、という行動により、自分の活躍で多くの仲間の命が救われたという状況を実感できる訳です(少々大げさですが)。
操作方法は「マルチ」や「ゾンビ」モードと変わりませんが、前作からの変更点として、体力の自動回復が廃止されました。
この仕様変更は賛否両論を呼んでいますが、主人公が何の能力も持たない「普通の兵士」であることを意識させられるので、個人的には「アリ」だと思います。
世界中のプレイヤーと対戦できる「マルチ」モード
マルチモードでは、世界中のプレイヤーとTDM(チームデスマッチ)やDOMINATION(占領)といったバラエティ豊かなルールで対戦が楽しめます。
やや味気なかったメインロビー画面は、マッチメイキング中などのスキマ時間に、フレンドとコミュニケーションを取ったり、武器の試し打ちが可能な、ソーシャルスペースの「司令部」となりました。
登場する武器カテゴリーは、AR(アサルトライフル)やSMG(サブマシンガン)など種類も豊富。
もちろん、リフレックスサイトやグリップの装備といったカスタマイズ要素も健在で、歩兵や空挺兵といった師団と組み合わせることにより、十人十色の異なる兵士を作り上げることが可能です。
ガンガン攻め込むのが好きならSG(ショットガン)を装備して突撃しても良し、仲間のサポートが好きなら遠距離からSR(スナイパーライフル)で狙撃するのも良しと、好みに応じて柔軟に戦えるのも「マルチ」モードの魅力と言えますね。
迫りくるゾンビ兵を蹴散らす「ゾンビ」モード
マルチやキャンペーンとは違い、マップに仕掛けられた謎解きがメインとなる「ゾンビ」モードは、ホラー要素が色濃く反映されており、緊張感のある戦いが楽しめること間違いなし。
舞台は第二次大戦末期のドイツ、敵軍に奪われた美術品を奪還するため、プレイヤーは寒さの厳しい山村に向かいます。
そこには、軍事科学により異形と化したゾンビ達が群がっており、問答無用でプレイヤーに襲い掛かってくるため、武器で戦うハメになりますが……。
決められた数のゾンビを倒すとウェーブ(襲撃の進行度)が進行し、また新手のゾンビがやってくるため、緊張感が半端ではありません。
大量のゾンビに囲まれ絶体絶命の状況。しかし、知恵と勇気で窮地を潜り抜けた際の達成感は、ヤミツキになることでしょう。
初心者にこそ遊んでもらいたい2つの理由
さて、ここまで『Call of Duty: WWII』の魅力を上げましたが、本作をFPS初心者の方にも遊んでもらいたい理由が2つあります。
「ブーストジャンプ」の廃止
1つ目は、「AW」から登場した「ブーストジャンプ」が廃止されたこと。
ブーストジャンプとは、通常のジャンプ時にもう一度ボタンを押すことで、4~5メートル上までジャンプできるシステムでした。
最近のCOD作品では未来戦が舞台とあって、このブーストジャンプがデフォルトでしたが、『WWII』は過去戦なので登場しません。
すなわち、ジャンプを多用する3次元の動きをあまり要求されないので、純粋に立ち回りで勝負ができます。
勿論、上級者と比べると初心者が不利なのは当たり前ですが、それでも「やったことないけどプレイしたい!」という人へのハードルは随分低くなったと感じます。
アクティブユーザー数が多い
2つ目は、コンシューマ機のFPS作品の中で圧倒的にアクティブ人口が多いこと。
単純にプレイヤー数が少なければマルチプレイが楽しめませんが、CODシリーズはこの点に関して問題は特にありません。
『IW』や『BO3』もそうですが、2012年に発売された『BO2』も未だに多くのユーザーがプレイしています。
まとめ
コンシューマ機のFPSシリーズで、今やメジャータイトルの地位を不動にした「Call of Duty」。
最新作の『WWII』は、舞台を第二次世界大戦に戻し、泥臭く、そして懐かしくも新しい「原点回帰」を確かに感じ取れた作品でした。
昔からのシリーズファンの方や、プレイしたことが無い人も、気になったら手に取ってみると良いかもしれませんよ。
タイトル | Call of Duty: WWII |
ジャンル | FPS |
プラットフォーム | PlayStation4/Xbox One/PC |
販売元 | アクティビジョン |
開発元 | スレッジハンマー・ゲームズ/Raven Software |
発売日 | 2017年11月3日 |
公式サイト:Call of Duty: WWII

80年代のレトロ機種からVRなど最新ゲームまで幅広くプレイ。ゲームの魅力を深く掘り下げ、読んだ方に余韻が残る記事執筆を目指しています。
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