『.hack//G.U. Last Recode』発売記念!ゲーム体験試遊会&トークイベントをレポート in福岡
2017年11月1日に発売された、『.hack//G.U. Last Recode』。
その発売同日に、福岡県・天神にあるSONYストアにて、今作の発売記念イベントがおこなわれ、「.hack」ファンである筆者もこのイベントに参加してきました。
イベント会場へ向かう際、今回のイベントに一緒に参加した、げーほりメンバーの「TAIYO」さんは、予約済の『.hack//G.U. Last Recode』を受け取りに行き、会場に着いた頃にはすでに気持ちが高揚していたとのこと!
今回のイベント開始時間は6時30分からでしたが、30分前に会場に着いた時には、すでに会場の準備が整いつつありました。
かっこいいイラストも並べられていて、さらに興奮!!
サイン色紙も。
開発陣だからこそ語れる開発の裏話
今回の発売記念イベントでは、開発陣の方がトークをおこなうという、ゲームのトークイベントでは珍しい催しもおこなわれていました。
お話しをして頂いたのは、「.hack」の開発に携わったディレクターの方々です。
- 新里 裕人氏(『.hack』シリーズ制作ディレクター)
- 夏村 久司氏(『.hack//G.U. Last Recode』制作ディレクター)
1stシーズン:.hack
「.hack」の開発以前、「サイバーコネクトツー」の前身であった「サイバーコネクト」では、オリジナルタイトルを2作品作ってはいましたが、結果的にはどちらも大成功には至りませんでした。
その際、「もうオリジナルタイトルは作らないほうが良いのではないか」と、クライアント側から言われてしまっていたそうです。
しかし、「サイバーコネクトツー」へと新たに組織変更をして以降も、「何としてでもオリジナルタイトルで勝負したい!」という、その熱い思いから「.hack」は誕生することとなります。
.hackの開発秘話
「.hack」の開発当初、実はその中身は、怪盗をおこなうゲームだったとのこと。
その開発当初の名残から、「.hack」の主人公の名前は「カイト(怪盗)」となった裏話は、筆者が非常に興味を持った部分でありました。
また、主人公は、当初は女性のキャラクターとして設定されていたそうです!
さらに、当初は1枚のディスクで開発をおこなう予定だったのですが、クライアント側からのアドバイスにより、「4枚に分けて、それぞれのディスクにアニメも付けると面白いのではないか!?」という、それまでにない新しい発想に至ったそうです。
しかし4つに分けてしまうと、ゲームとしてのボリュームが足りなくなってしまうという問題も発生した為、改めて構成を作り直した上で、ついに1stシーズンは、4巻構成という形となって世に出ていくこととなりました。
2ndシーズン:.hack//G.U.
「.hack//G.U.」の主人公である「ハセヲ」のイメージは、開発からすぐに決まったようなのですが、ヒロインの「アトリ」のイメージが出来上がるまで、かなりの時間を費やしたそうです。
時代が追いついた
「.hack//G.U.」の設定時代は2017年。
まさに『.hack//G.U. Last Recode』発売の年です。
本作のゲームの設定にある、個人に番号を割り当てるという内容などは、現在で言うところの「マイナンバー制度」に近い部分もあり、実際に実現されているものがあります。
現実世界の2017年と、『.hack//G.U. Last Recode』の世界の2017年を比べて遊ぶのも、楽しいかもしれませんね。
3rdシーズン:hack//Link
本当は、サクっと遊べる作品を作るつもりで、本作を作っていたそうなのですが、どんどんボリューム満点になっていき、結果的には大規模な物語になったとのこと。
キャラクターデザインの数は半端ない数に登り、開発にはそうとう苦労されたそうです。
最新作:.hack//G.U. Last Recode
1stシーズンの.hackがリマスターされなかった理由
「.hack//G.U.」は、2006年からのシリーズ作品ですが、無印と呼ばれる「.hack」シリーズが始まったのは2002年までさかのぼってしまいます。
2002年に作られた作品をリマスターするのには限界がある、ということもあり、初のリマスター作品には「.hack//G.U.」が選ばれたそうです。
ゲームバランスの変更理由
本作の注目ポイントとしては、ゲームバランスが調整されている点です。
社内の20代前後の社員にテストプレイをしてもらった際に、「レベル上げが面倒くさい」という意見が多く出てきた為、レベルが上がりやすくなるように、取得経験値を上げているとのことです。
筆者は、「RPGはレベルを上げてからボスに挑むのが当たり前」との感覚を持っていた為、時代が変わったのだなぁと思うところがありました。
豪華メンバーのサイン色紙
今回のイベントの最後には、サイン色紙のプレゼント抽選会もありました。
サイン色紙を書いてくれた豪華なメンバーは、この方たちです!!
- 松山 洋氏(代表取締役)
- 細川 誠一郎氏(『.hack//G.U.』シリーズのキャラクターデザイン担当)
- 星樹氏(新約小説「.hack」挿絵担当)
- ヒガシ氏(『.hack』シリーズ15周年記念メインビジュアル担当)
- 新里 裕人氏(『.hack』シリーズ制作ディレクター)
- 夏村 久司氏(サイバーコネクトツー/『.hack//G.U. Last Recode』制作ディレクター)
- LieN‐リアン‐(『.hack//G.U.』シリーズ主題歌を歌う三谷 朋世・福田 考代によるサウンドユニット)
これは欲しい!!と抽選券を握りしめていたら・・・
なんと、「星樹(ほし いつき)」氏のサイン色紙が当選しちゃいました!!
1stシーズンからのファンである筆者は、笑顔でサイン色紙を握りしめながら、記念写真を「TAIYO」さんに撮ってもらいました♪
タイトル | 『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』 |
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ジャンル | アクションRPG |
発売日 | 2017年11月1日(水) |
機種 | PlayStation®4/PC(STEAM®) |
発売元 | 株式会社バンダイナムコエンターテインメント |
開発元 | サイバーコネクトツー |
公式サイト | http://hackgul.bn-ent.net/ |
まとめ
今回のイベントでは、開発陣の方ならではの、貴重な開発裏話を聞くことができました。
開発ディレクターの言葉を直接聞けるということは、非常に貴重な体験です。
開発裏話を聞いてから、『.hack//G.U. Last Recode』を遊ぶとより楽しくなるかもしれませんね。
今回のイベントに参加したことで、本シリーズ最初の作品「Vol.1 感染拡大」を始めてプレイした時の気持ちを思い出した、あんころもちでした。
なんと「TAIYO」さんは、『.hack//G.U. Last Recode』制作ディレクターの「夏村 久司」氏から、サインを頂いていました!
『エンターテインメントという薬』と共に『.hack//G.U. Last Recode』を全力で楽しみたいと意気込んでおりました。
※以下の記事は、『エンターテインメントという薬』の紹介記事となっております。

日々、ゲームと筋肉の文武両道を目指している『あんころもち』。
好きなジャンルは、サバイバルやローグライク系。
みなさんに、eスポーツの魅力を伝えていけたらなと思ってます♪
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