『エンターテインメントという薬』松山洋氏が綴った実話、勇気と希望が溢れる小さな奇跡の物語
幼い頃からゲームと共に生きてきたTAIYOです。
自分の人生にとって、ゲームはかけがえのないものです。
ゲームは、人生を大きく変えることや、勇気や希望になりえることもあります。
2017年11月1日に発売される、『エンターテインメントという薬』という本には、まさに勇気や希望を与えてくれる本当にあった物語が描かれています。
今回は、『エンターテインメントという薬』の著者でもある松山洋氏や、松山氏が代表取締役を務めている「サイバーコネクトツー」の紹介も含め、本の魅力をお伝えしたいと思います。
著者である松山洋とは何者か
『松山洋』は、「株式会社サイバーコネクトツー」の代表取締役を務めている、ゲームクリエイターである。
少年時代から現在まで『週刊少年ジャンプ』を愛読しており、漫画作品への愛が強い一方で、子供の頃に経験したキャラクターゲームのクオリティの低さが苦い想い出となり、それらが現在のゲーム制作意欲に繋がっているという。
ちなみに、ゲーム業界に携わり始めた当初は、グラフィックデザイナーを担当していた為、松山氏の書くサインには非常にクオリティの高いキャラクターが描かれている。
Twitter:松山洋@サイバーコネクトツー
Facebook:松山洋
サイバーコネクトツーとは
『サイバーコネクトツー』は、福岡を拠点にゲーム開発をおこなっている、日本一フットワークの軽いゲーム開発会社である。
1996年2月に前身である「有限会社サイバーコネクト」を設立。
2001年に「有限会社サイバーコネクトツー」へ社名を変更したのちに、2003年、現在の社名である「株式会社サイバーコネクトツー」へと組織変更をおこないました。
『サイバーコネクトツー』では、「.hack」シリーズや、岸本斉史先生の漫画作品である「NARUTO-ナルト-」を元にした格闘ゲームなどの開発を手がけており、その作品の多くは、いずれも大ヒット作品となっています。
- .hackシリーズ
- NARUTO-ナルト-ナルティメットシリーズ
- ジョジョの奇妙な冒険
エンターテインメントという薬
エンタメが起こした、勇気と希望が溢れる実話
『エンターテインメントという薬』の物語は、2006年12月、プレイステーション2用ソフト『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』の発売を直前に控えたある日、松山氏に入った1本の電話をキッカケに、1人の少年に出会うところから始まります。
その電話の内容は、目の病気のため眼球摘出手術を受ける少年が、「『.hack//G.U. Vol.2 君想フ声』の続きを遊びたい」、と望んでいることを告げるものでした。
『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』の発売は、手術の9日後。このままでは、少年の望みに間に合いません。
そこで、視力を失う少年のもとへ直接ゲームのROMを届けに行くという、ゲーム業界では異例の対応を行った松山氏。
本書は、10年前の当時のことを振り返るとともに、この対応の裏で多くの関係者が動いてくれたことや、少年のその後の半生をこまかに取材して執筆された、ノンフィクション作品となっています。
本書の売上の一部は『がんの子どもを守る会』に寄付されます。
定価: 1,620円(税込み)
発売日:2017年11月01日
まとめ
筆者が『エンターテインメントという薬』のあらすじを知人に説明した際、「え!実話なの!?」と驚かれる反応がとても多かったです。
筆者自身も、実話であることに衝撃を受け、また同時に、心の底からエンターテインメントが与える力の素晴らしさというものを、改めて実感することができました。
残念なことに、テレビの報道では、ゲームは「悪」だと批判されることが多々あります。
しかし本書の内容のように、ゲームが人に勇気を与えること、そして、生きる希望となっている事実を、筆者は知ってもらいたいのです!
『エンターテインメントという薬』は、1人でも多くの方に読んでいただきたい本です。
ゲーム業界の方、ゲーム業界を目指している方、ゲームが好きな方、ゲームにはあまり興味ない方。
とにかく、全員に読んでもらいたい。
こちらから試し読みができますので、まずは読んでみてください。
生後3カ月からゲームに目覚めた生粋のゲーマーです!
ジャンルは幅広く遊んでいるので浅く広くという感じです。
楽しく熱意の伝わるゲーム記事を書いていきたいと思います!
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