【ゲーミングシェアハウス】プロチームも取り入れているその生活スタイルに迫る
他人との共同生活ってどんなものなんだろうと思う、人見知りのあんころもちです。
一昔前に流行っていたシェアハウス。
最近また若い人たちの間で流行っていると、ときどきニュースなどで目にすることが増えてきましたが、みなさんは「ゲーミングシェアハウス」というものをご存知でしょうか。
なんでも、ゲーム好きな人達のためのシェアハウスになっているようで、プロゲーマーチームでもこういった生活スタイルをとりいれているようなんです。
今回は、「ゲーミングシェアハウス」がどういったものなのか、いくつか物件を交えながらを解説していき、その生活スタイルを取り入れたことで注目を浴びているプロゲーマーチーム「DetonatioN Gaming」もあわせて紹介していきたいと思います。
ゲーミングシェアハウスとは
概要
ゲーミングシェアハウスとは
「多くのゲーマーと出会い、仲間を増やしたい」
といった、ゲーマー達の要望に応えてできたシェアハウスのことです。
このようなシェアハウスでは、ゲーマー達との共同生活を通じて、ゲームの練習や他のコミュニティを巻き込んだイベント、動画配信などをおこなうことで、ゲーマーとしてのレベルアップを計りながらゲームライフを楽しむことを目的としています。
初めからさまざまなゲーム機器などが設置されているようなので、引っ越し当初から充実した環境でゲームをプレイすることができます!
このようなシェアハウスはまだまだ少なく、現状では東京のみとなっています。
特徴
物件にもよりますが、ゲーミングシェアハウスには主に以下のような特徴があります。
- 充実したゲーム環境
- 動画配信のための機材がそろっている
- イベントや大会を楽しむ
- ゲーム上達のための共有スペース
- ゲーマー達との共同生活
ハイスペックPCはもちろん、PS4やXbox Oneといった主要な家庭用ゲーム機も置かれており、ゲーム大会で取り扱われているゲームタイトルが一通りできる環境が用意されています。
またゲーム機以外にも、対戦格闘用のジョイスティックといったゲームデバイス機器や、長時間座っていても疲れにくい椅子なども設置されており、集中してゲームの練習をおこなうことができます。
そして、高速インターネットも完備されていますので、ゲーミングシェアハウスというのはゲーマーにとっては夢のような場所ではないでしょうか。
複数人でも配信することに適したスペースを設けていたり、ゲームをしながらの配信が可能な機材もそろっているようです。
また、専用の集音マイクやカメラ、ミキサーなども用意されており、イベント実況や動画配信など、ゲーム以外のスキルを上達させることのできるチャンスがここにはあります。
ゲーム以外にもさまざまな方面に興味のある人にとっては嬉しい環境ではないでしょうか。
同じ趣味同士が集まっているので、イベントやゲーム大会を企画した場合でも案がまとまりやすく、住人達でイベントを開催しやすい場となっています。
また物件によっては、物件の運営側が他のゲームコミュニティや企業を巻き込んだイベントを、定期的に開催してくれたりするそうです。
物件の多くは、リビングのような共有スペースにゲーム機器を設置しており、そこを練習スペースとしています。
同居人たちと快適な環境でゲームの練習をおこなったり、みんなでゲームの対戦に熱中したりと、日々ゲームの腕をみがくことのできる場となっています。
ゲームが好き。プロゲーマーになりたい。動画配信をしたい。
そういった人達との共同生活は、新しい刺激となり、いままでの日常生活を大きく変えることでしょう。
このような特殊な環境から、次のプロゲーマーが生まれてくるかもしれません。
その他の設備
ゲーミングシェアハウスは新しい形式の物件ということもあり、どの物件もまだ改装したてなので、ゲーム環境以外の住居設備に関しても、きちんとされているように筆者は感じました。
トイレやお風呂は清潔で新しく、共同生活と言えども快適に生活を送れると思います。
また、キッチンスペースも料理をするには十分な広さが確保されているので、自分で料理をする方は食事面を気にする心配もなさそうです。
出来たばかりのゲーミングシェアハウスには、楽しくキレイで快適な生活が待っています。
家賃はどのくらい?
現在、ゲーミングシェアハウスは東京にしかなく、家賃は約35,000円~70,000円程となっています。
金額の1番の違いは、個室か共同部屋で大きく変わり、また設置されている機材などによっても金額が変動するようです。
シェアハウスという特性から、その地域での家賃相場より安めに設定されており、またゲーム環境が整っているという点を加えると、ゲーミングシェアハウスというのは魅力的な物件ではないかと思われます。
どういった人達があつまるのか
ゲーム好きな人はもちろんのこと、プロゲーマーを目指している人、イベント企画や動画配信に興味のある人が多いのではないかと思われます。
また、プログラマーやゲームクリエーター、アニメーターを目指している人や、日本のゲームやアニメに興味のある外国人からの問い合わせもあるようです。
同じ趣味の人とひとつ屋根の下で共同生活を送ることは、その人その人が目指している目標にとって、いい刺激になるのではないでしょうか。
シェアハウスでの注意点
同じ趣味同士とはいっても、他人と生活する以上は人間関係のドラブルには注意しなければなりません。
シェアハウスの多くは生活ルールを設けています。
例えば、お風呂やトイレを占領しないとか、人のものを勝手に使わない、共有スペースを汚さないといったものです。
人のものを勝手に使ってしまった場合は、金銭トラブルにも発展しかねません。
人それぞれ生活習慣が違うので、初めは気を使い疲れてしまうかもしれませんが、みんなが暮らしやすい場であるようにそれぞれがルールを守り、思いやりを持っていれば、自身も楽しい共同生活を送られるのではないでしょうか。
TOKYO ゲーミングシェアハウス
この言葉をコンセプトに作られた「TOKYO ゲーミングシェアハウス」は、昨年の3月に完成したシェアハウスになります。
※本物件は現在満室状態となっていますので、入居の募集はおこなっていません。
公式サイト:TOKYO ゲーミングシェアハウス
間取り
間取りは3LDKの3階建てとなっており、敷地内には駐輪スペースも確保されています。
また、トイレは1階と2階に設けられていて、広めの洗面所と新しいお風呂が設置されているところは、もはや新築の1軒家と同じだといえます。
個室は5~6畳で収納スペースもついており、共有スペースであるリビング・ダイニングは18畳とかなり広めとなっています。
設備
- 共有のゲーミングPCあり
- インターネット回線あり
- 防音ブース
- インターネット使用料無料
- 水道光熱費無料
- 駐輪場あり
- 駐車場なし
- 共有箇所
マウス、キーボード、ヘッドセットはお好みを選択できます。(会社規定内のデバイスのみ)
高速光回線
最大4名まで同時に使用可能
使用料は無料となっており、最大4台まで停めることができます。
・キッチン:ガスコンロ、食洗機付き
・トイレ:1F、2F
・バスルーム:専用テレビ付き
・洗濯乾燥機:2台
・冷蔵庫:
・調理器具:フライパンや鍋、レンジ、電気ポットなどもあります。
家賃
現在、入居の募集はおこなっておりませんが、募集時の入居条件や家賃などは以下となります。
※いずれの部屋も、入居条件は18才以上30才未満、高校生不可となっています。
- 5畳
- 6畳
・契約料:契約時のみ136,000円(敷金礼金)※賃料の2カ月分
・賃料:68,000円
・共益費:0円
・契約料:契約時のみ144,000円(敷金礼金)※賃料の2カ月分
・賃料:72,000円
・共益費:0円
この物件のいいところ
- 好きなゲーミングデバイスが選べる
- 防音のゲーム配信ブースを完備
- キッチン、お風呂、トイレが最新式
共有スペースのリビングにはハイスペックのゲーミングPCが設置されており、また、マウスやキーボードといったゲーミングデバイスは、会社指定のものから自由に選べることができるので、自分だけのゲーム環境をつくることができます。
防音仕様になっているため、騒音を気にせずにゲームの実況や動画の作成に取り組むことができます。
また、動画配信に必要な機材も充実しています。
建物の築年数が3年でシェアハウスとしても昨年オープンしたばかりなので、水回りの設備が新しくキレイです。
この物件の残念なところ
- 他の物件に比べ、家賃が高い
- 洗濯機が外に設置している
- 共有スペースにケーブルテレビが設置されていない
この地域での家賃相場からすると、設備や築年数から考えても家賃は抑えられていると思いますが、シェアハウスという特性や他の物件と比べると、高めの家賃となっています。
洗濯機は2台置かれており、屋根も設置されているものの、やはり天候が悪い時や寒い時期に外での洗濯は辛くなるのではないでしょうか。
共有スペースはゲームの練習をする場としているものの、住人達がリビングに集まって親睦を深める際に、テレビがないのはシェアハウスとしては少し寂しい印象があります。
アクセス
こちらの物件からは、ゲームイベントが多く開催される秋葉原まで約22分で行くことが出来ます。
また、ゲームやアニメのお店が多い中野へも約34分程で行けるのは嬉しいところです。
ゲーミングハウス 上板橋
今年の1月に、ゲーミングシェアハウスとしてリフォームが完了したばかりのシェアハウスになります。
公式サイト:ゲーミングハウス 上板橋
間取り
間取りは3階建ての戸建て1LDKとなっており、自転車やバイクの駐輪も可能です。
こちらの物件もリフォームしたばかりなので、新しく清潔なトイレや、築年数は30年と経っているものの、リフォーム済みのキレイなお風呂は、住人にとっては快適に使用できるのではないでしょうか。
こちらの物件は個室はなく、部屋は7人部屋となっておりますが、シェアハウスではこういった形式は少なくなく、その分家賃も低めに設定されています。
設備
- 共有のゲーミングPCなし
- 最新の家庭用ゲーム機あり
- 約1000冊の漫画本と10種以上のボードゲームあり
- インターネット回線あり
- インターネット使用料
- 水道光熱費無料
- 駐輪場あり
- 駐車場なし
- セキュリティボックスあり
- 共有箇所
PS4 pro/Nintendo Switch
高速光回線
共益費とともに、毎月5,000円
自転車やバイクの駐輪も可能
貴重品はここで管理することができる。
・キッチン:ガスコンロ
・トイレ
・バスルーム
・洗濯機
・冷蔵庫
・調理器具:フライパンや鍋、レンジなども完備。
家賃
7月半ばから入居の募集をおこなっているようです。
興味のある方は1度お問い合わせしてみて、見学などで物件を確認してみてはいかがでしょうか。
TEL:03-6912-9374
※入居条件は20〜35歳までの男性のみとなっておりますが、外国人の方でも入居できるそうです。
- 7人部屋(男性専用)
・契約料:初期準備費用として10,000円
・賃料:30,000円
・共益費:Wi-Fi代込みで5,000円
この物件のいいところ
- 家賃が格安
- 共有スペースに充実したゲーム機器
- 立地が良い
こちらの物件は個室がなく共同部屋となっておりますが、その分家賃が毎月35,000円と、地域の家賃相場からみてもかなり格安となっています。
共有スペースには65インチのサイズを含む、計3台のテレビが設置されています。
また、最新の家庭用ゲーム機や多数のボードゲームが用意されているので、住人達が集まってワイワイと楽しくゲーム大会を開いたり、ホームパーティーなどをおこなって、すてきな時間を過ごせるのではないでしょうか。
最寄りの上板橋駅からシェアハウスまでは徒歩6分となっており、また、シェアハウス周辺にはスーパーやコンビニ、ファミレスなどもそろっているので、とても生活しやすい立地になっているのではないでしょうか。
さらに、徒歩3分の所には自然と運動施設のある城北中央公園もあるので、公園で運動をおこない気分転換することもできます。
この物件の残念なところ
- プライベートの確保が難しい
- 少し手狭なリビング
- 大事なものは多く持ち込めない
部屋が共同部屋となっているので、1人になりたいときでも誰か隣にいて、ストレスが溜まることもあるかと思います。
やはり共同生活といえども、人によってはずっと同じ空間で他人と過ごすのが辛くなってきてしまう可能性があります。
こちらの物件のリビングには、充実したゲーム機やゆったりと座れるゲーミングチェアなどが置かれていますが、男7人となると少し手狭になるではないでしょうか。
人との距離が近いのが好きな人にとってはいいかもしれないですが、そうでない人は少しストレスを感じるかもしれません。
セキュリティボックスは設置されているものの、1人分の利用スペースは小さめです。
財布やカギ、時計などの小物を入れる分にはちょうどいいかと思われますが、この物件には置いていない家庭用ゲーム機やゲームデバイスを保管するには、少しスペースが足りなくなってしまうかもしれません。
アクセス
この物件のいいところにも書きましたが、最寄りの駅の上板橋駅からシェアハウスまで徒歩6分。
また、上板橋駅から池袋駅へは約11分で行くことができ、都心へのアクセスもしやすい位置にあります。
そして、シェアハウス周辺には多くのお店や広い公園もあるので、こちらの物件はとてもよい立地にあるといえます。
プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」
「DetonatioN Gaming」は、世大会の出場経験もある国内トップレベルのプロeスポーツチームということで、日本のeスポーツ界では高い知名度を誇っています。
そして、一昨年に「ゲーミングシェアハウス」という生活スタイルを取り入れることで、日本テレビ系番組「マツコ会議」でテレビに取り上げられたことにより、さらに高い注目を集めることとなりました。
マツコ会議とは
『マツコ会議』(マツコかいぎ)は、2015年10月17日から日本テレビ系列で毎週土曜日の23:00 – 23:30(JST)に放送されているバラエティ番組である。引用元: マツコ会議(ウィキペディア引用)
チームの概要
2012年7月にFPSのタイトルCSO(Counter-Strike Online)のチームとして「DetonatioN」を設立しました。
2015年2月、LoL(LEAGUE OF LEGENDS)部門チームが、国内初の「フルタイム・給与制」を導入し、ゲーミングシェアハウスを中心に活動を続け、2015年11月には現在の社名である「DetonatioN Gaming」へと改名。
2016年3月には、テレビ番組『マツコ会議』でゲーミングシェアハウスでの生活を取り上げられ、高い注目を集めることになりました。
また同じ月に、チーム所属外国人選手に「アスリートビザ」を取得するなど、「DetonatioN Gaming」は国内外でのeスポーツ活動を通して、日本のeスポーツ界を盛り上げることを目標としているそうです。
公式サイト:DetonatioN Gaming
Twitter:DetonatioN Gaming @team_detonation
Facebook:DetonatioN Gaming @GamingTeam.DetonatioN
所属メンバー
「DetonatioN Gaming」には現在9部門のチームがありますが、ここではゲーミングシェアハウスで活動をおこなっているLoL(LEAGUE OF LEGENDS)部門チームのみ紹介したいと思います。
LoL(LEAGUE OF LEGENDS)部門チームのメンバーは以下となります。
- LEAGUE OF LEGENDS
・Ceros(セロス)
・Dokgo(ドクゴ)
・Paz(パズ)
・Pink Bean(ピンクビーン)
・Steal(スチール)
・viviD(ビビッド)
・Yutapon(ユタポン)
League of Legendsとは
League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)は、Riot Games(ライアットゲームズ)が開発したWindows、macOS用のチームストラテジーゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(略称 MOBA)型の基本プレイ無料のゲームである。略称:LoL
シェアハウスをおこなうメリット
- 規則正しい生活
- 大会でのチームワークが養える
- プロとしての自覚が芽生える
ここでの生活では、起床から就寝、また食事までもある程度スケジュール管理されているため、健康面の心配や日々の練習を充実したものにさせてくれるそうです。
規則正しい生活をおこない、日々集中してゲームの練習に打ち込める環境は、プロとして活動する上ではこの上ないいい環境ではないでしょうか。
「LEAGUE OF LEGENDS」というゲームは、チームで戦うゲームになるため、チームワークは必要不可欠になってきます。
おなじ屋根の下で生活をおくり、チームメイトとの仲や絆を深めていくことは、ゲームプレイでのチームワークに繋がり、ゲーム大会の結果にもそのまま反映されるのではないかと思われます。
高い目標を持つ者同士で、身近な環境で生活をおくることは、意欲の低下やプロ意識の欠如を防いでくれる効果があります。
また、新人のチームメンバーからすれば、隣で高い意識を持った先輩の姿を見ることで、おのずとプロ意識が芽生え、その意識が養われていくのではないでしょうか。
シェアハウスでの厳しい一面
- 生活態度が正しくないと・・・
- 疲れが溜まってしまうかも
ここでの生活では、以下のようなルールが設けられています。
・PCの前での食事は禁止。ご飯を食べるときは必ずテーブルで。
・食べたゴミは捨てる。
・ご飯を食べ終えたら食器を下げる。
・ドアを開けたら必ず閉める。
このような規律ある生活をきちんとした態度でおくることは、チームマネージャーからの評価にも繋がるようです。
毎月お給料をもらっている以上、ここでの生活も仕事の1部とされているので、もし不真面目な態度が続くようであれば、解雇される可能性もあるとのことです。
毎日おおよそ10時間もゲームの練習に時間を費やすそうで、また休日も週に1日しかないとのこと。
このことは、プロゲーマーの活動がいかに大変な仕事であるかがうかがえます。
選手たちはゲームをやることが好きで、プロになる前からもともと毎日長時間ゲームをやっていたそうなので、練習時間はそんなに苦にはならないそうですが、休日が週に1日だけでは少ないなと感じる選手はいるみたいです。
まとめ
今回は、「ゲーミングシェアハウス」について取り上げていきました。
ゲーム環境に特化したシェアハウスは魅力的な部分も多いですが、シェアハウスという特性を考えると注意しなければならない部分もあります。
こういった共同生活に興味のある方は、しっかりと良い面、悪い面を見極めてから、じっくり自分にあった物件を決めていく方がいいかと思われます。
ゲーミングシェアハウスはやっぱり楽しそうだなと考える、人見知りなあんころもちでした。

日々、ゲームと筋肉の文武両道を目指している『あんころもち』。
好きなジャンルは、サバイバルやローグライク系。
みなさんに、eスポーツの魅力を伝えていけたらなと思ってます♪
ディスカッション
コメント一覧
ゲーミングハウス、いいですね。Eースポーツは今後の成長が楽しみな分野ですしね。正直自分が子供のころにはゲームで生計を立てるなんて想像もできませんでした。今後もゲーミングハウスがどんどん広がるといいんですね。
コメントありがとうございます。
これからも、多くの方がeスポーツに興味を持ってもらえるよう、eスポーツの面白さが伝わる記事を掲載していこうと思います。