【EQリーグ】女性タレントがeスポーツに参戦!女性ゲーマーの道を作れるか
男女間の格差や差別・偏見が社会問題となっている昨今。
ゲーム産業では男女差別はほぼないどころか以前取り上げた、たぬかな選手のように男性選手よりも強く、輝く存在である女性がゲーム界をにぎわすことになるかもしれない朗報が入ってきました。
たぬかな選手の記事はこちらから。
なんと芸能事務所が女性タレントを活用し、彼女らをプロゲームシーンとコネクトすることでニーズの掘り起こしをしようとする試みがあります。
それが「EQリーグ」です。
本記事では、そのリーグの概要・タレントさんたちの情報・および競技タイトルなどをまとめてみました。
EQリーグとは
女性タレントがe-Sportsに関わり、リーグ戦を実施する中で国産ゲームタイトルを中心とし、PR活動などを通じてe-Sports界の活性化を狙うということです。
EQリーグはそのために発足しました。
正式には「e-Sports Queen League」通称EQリーグということです。
狙いどころとしては、あえて女性のゲーマーというニッチな存在を取り上げ、また国産ゲームのパブリッシャータイトルをリーグ内で正式に採用することで、そういったタイトルの国産ゲーム会社にとっても、芸能事務所にとっても、Win-Winの関係を構築しよう…そういうことだそうです。
これがEQリーグの端的な概要です。
参加するタレント所属の芸能事務所
なんといってもどんなユニットが参戦するのかは気になるところ。
まず、これをまとめてみましょう。以下は参画する芸能事務所一覧です。
オスカープロモーション
オスカーからは「X21」というユニット名で参戦。美少女コンテストから始まったユニットだそうです。若手が主力なようです。
サンミュージックプロダクション
音楽事業で著名なサンミュージックも参戦。「teamSMQ」というユニット名です。
松竹芸能
ゲーム好きな松竹タレントが集まり、「Shochiku Sisters」というユニット名で参戦。
ディアステージ
「DS☆ゲーム部」というユニット名で参戦する、秋葉オタク系の若手たちが中心のユニット。
東宝芸能
「東宝ガールズ」というユニット名で参戦。こちらもオスカー同様若手が中心です。
lueskywalkers/エヌウィード混合チーム
こちらは混合チーム。
「ブルーウィーズ」というユニット名で、レースクイーンなどマルチなタレントが集まり参戦します。
ホリプロ
なんと!あの有名なホリプロからも参戦!
「ホリッち」という地味なユニット名で参戦、やる気十分優勝を目指すタレントがそろいました。
採用タイトル
採用タイトルは、以下の通りです(タイトル後のカッコ内は担当ゲーム会社を表す)。
- スーパーボンバーマンR(コナミデジタルエンタテインメント)
- NEWみんなのGOLF(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
- 太鼓の達人-セッションでドドンがドン!(バンダイナムコエンターテインメント)
では各解説に行きましょう。
競技性のあるボンバーマン最新作が採用されたのは大きなファクターになる。シングルの秀逸さもさることながら、なんといっても”対戦ありき”の任天堂ハード時代からの血脈は確かだ。画像はIGNより引用(URL:http://jp.ign.com/superbomberman-r/11742/preview/8-r)
『スーパーボンバーマンR』
海外でも大人気だったボンバーマンシリーズの事実上のリブート作品で、最新作です。
すでにSwtich版がリリースされ、PS4やXB1など最新ハードでもリリースされる予定であるほか、Steamでのリリースも決定しており、女性も活躍しやすいユーザーフレンドリーなゲーム設定が大きな魅力です。
かつてスーファミハードにおいて家族でしのぎを削ったシンプルながら白熱のバトルが、EQリーグでも見られることでしょう。
『NEWみんなのGOLF』
ユーザフレンドリーなゴルフゲームです。
みんゴルシリーズの最新作で、簡単なインタフェースながら奥深いゴルフのシミュレーションとして有力な国産タイトルです。
ゴルフは、女性も活躍できるスポーツ。
それだけに、リアルでもゲームでもその魅力を存分に発揮するであろう、そんなタイトルといえるのではないでしょうか。
『太鼓の達人-セッションでドドンがドン!』
有力な音ゲータイトルです。
かなり昔から太鼓をふうしたゲーム筐体版もあるなど、多様な楽しみ方を実現したタイトルとして主に国内で有名です。
リーグ開幕のスケジュール
『古川未鈴』が #DSゲーム部 の一員として4/22(土)に東京カルチャーカルチャーで開催の「#EQリーグ プレシーズンマッチDay1」へ出場‼会場にて白熱した試合をご覧頂けます🎮明日4/7(土)11:00~チケット発売🎫是非応援をお願いします📢https://t.co/TtjRASTfO9#EQleague#EQリーグプレシーズンマッチ pic.twitter.com/HVmVMHUbMz
— でんぱ組.inc (@dempagumi) 2018年4月6日
「東京カルチャーカルチャー」は渋谷にあるネットカルチャー系の施設。アイドルファンも集うであろうEQリーグの開幕にふさわしい舞台だろう。有名なアイドルグループの「でんぱ組.inc」からも参戦予定のタレントがいるようだ。ツイートはでんぱ組.incのTwitterより引用(URL:https://twitter.com/i/web/status/982082968305917952)
2018年4月22日(日曜日)にリーグが開幕します。
渋谷の「東京カルチャーカルチャー」で開幕・開催試合が行われ、「スーパーボンバーマンR」と「太鼓の達人」の二タイトルでまずは白熱の対戦が行われそうです。
前売りの観戦チケットも用意されるなど、かなりの周到かつ念入りな調整が行われ、リーグの成功にかける各芸能団体やゲーム会社の熱の入り様が見て取れます。
対戦カードもある程度決まっており、これからの女性リーグの発展と盛り上がりが期待できそうであります。
まとめ
たしかに本格的なFPSや格闘ゲーム、ストラテジーは見て取れない点では批判があるかと思います。
ハードコアゲーマーにとっては、あまり重要ではないリーグではありますが、それでもゲームが社会的に進歩している証拠…という感触も覚えるところです。
国内向けのPRも兼ねていますから、そういったカジュアルタイトルが多いです。
とは言えども、特にボンバーマンの事実上のリブートタイトルを採用したことで、ある程度競技性のあるリーグになっていると私は個人的に考えています。
こういった流れの中で、今後FPSなどメジャーどころタイトルの女性選手が出てくるきっかけになるかもしれないという点で、一兵卒また一介のゲーマーたちにとっては注目すべき点であるといっていいのではないでしょうか。
生まれもって自他共に認める偉大な倹約家だったが、デジタルゲームにはまったがためいまや万年金欠症のハードコアゲーマー。
日本では絶滅危惧種のハードにこだわり、なぜか現代の化石(笑)とも称されたOUYAを購入するなど、後先考えないクレカ狂になり現在に至る…。
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