東京・中野にRed Bull Gaming Sphere Tokyoが登場

2015年にボンちゃんが、翌年にレジェンド・ウメハラが、レッドブルアスリートに格ゲーのプロスポンサーとして選出されました。
レッドブルは、エナジードリンク「モンスター」とのドリンク飲料業界におけるライバル関係にあり、それは清涼飲料水メーカの世界的ライバルである、コカ・コーラvsペプシコーラに例えられることも多いです。
そもそも、なぜドリンクメーカーがプロゲーミングアスリートの支援に躍起になっているんだ?
という問いはなかなか難しい問題ですが、今、その一角であるレッドブルが力を入れるゲームシーンで、重要な動きがありました。
それを今回ご紹介いたします。
Red Bull Gaming Sphere Tokyoとは?
さて、そのレッドブルのゲーム支援活動の主導的な役割を担っているとされる動きの一つが、東京・中野に突如として登場した「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」です。
このレッドブルのゲーム施設は、ゲーム系イベントにまつわるすべての活動拠点となるように設計されています。
ネット全盛のこのご時世にもかかわらず、いまeスポーツ界では、ローカル環境、すなわちインターネットを通じないオフイベントの盛り上がりの観点で、かなりの興味関心を惹いています。
それを好機とみて、プレイヤー・観戦者・そして大会やイベントの主催者誰もが、ゲームに親しめる環境を作ろう!と、レッドブルが作ったのが、この中野に位置するゲーム施設であるわけです。
2018年2月に突如として登場したこの施設。
ではまず、ここのアクセス情報から解説していきましょう。
公式サイト:Red Bull Gaming Sphere Tokyo
アクセス情報
Red Bull Gaming Sphere Tokyoは…
に位置します。
ここが、レッドブルのローカルゲーミング環境の拠点となるようです。
中野はブロードウェイでも知られるように、フィギュアやホビー模型をはじめとして、サブカルチャーの発信地となっており、レッドブルとしてもこの中野というセレクションは絶妙だったといえそうですね。
一般的な不動産建築物であるようですが、ゲームの拠点としてこういったローカル環境を構築する試みは、業界初といってもいいでしょう。
地下にそびえたつレッドブルのゲーム施設。
と聞くと、かなり怪しげでワクワクしてきますが、その情報はまだ未知数。
わかりえる範囲で解説します。
なにができる?

近場にドラッグストアなどがあるようで、食べ物とか飲み物に困ることはないそうです。(ただし、施設内への持ち込みは厳禁!!)
そして、もちろん重要なのは何ができるのか?ということですね。
レッドブルはプロゲームだけではなく、そのためのコミュニティの育成にも力を入れており、その一環がこの施設であるわけですが、ありとあらゆる人々がゲームを通じて、様々なイベント・大会を開催しながらワイワイガヤガヤやっていくという方針なようです。
もちろんレッドブルとしても、この手のやり口が定型的に決まっているわけでもなく、今後、ゲーム系イベントコミュニティのローカルかつワイドな発信地にしたいという意図はあるようです。
レッドブル曰く、この施設が「アジアで最初のゲームローカルコミュニティ環境の実現地」。
そしてこの施設には充実したゲーム環境があり、いくつかの対面できるゲーム環境・LANパーティのような想定環境・まるで本当のバーのようなカウンターもあり、レッドブルの魅力を存分につぎ込む新時代のコミュニティのありかたが提供されているのが特徴です。
Red Bull Monday Night Streaks
このナイトストリークというのは「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」における、ゲームイベントで勝ちあがった人に提供される賞金制度です。
レッドブルの主催の下に行われており、一年通じて開催されるイベントです。
賞金額は9万9999円(即日支払い)などの大会を実施するというものであり、とても興味深い事例であるといえます。
コミュニティを支えるための特異なイベントを多数開催することで、その活性化を狙う意図があります。
こういったイベントはウイイレやグランツーリスモなど、従来からレッドブルが影で支えてきたタイトルのみならず、今後拡充していく予定であるようです。
多額の賞金を狙ったセールスなだけではなく、ファンコミュニティを基軸として低額に抑えた賞金設定は、ローカル環境でのゲーミングシーンにある程度のインパクトを与えるといっていいのではないでしょうか。
今後の動きに期待しておきましょう。
まとめ
さてここまで簡潔に解説しましたが、こういった先駆的な試みはかなり貴重だと思います。
ゲーセンの衰退とはいったもので、悲しいといえばそれまでですが、このような施設環境は独創的であり、企業収益の問題だけではなく、ゲームにまつわる誰もがハッピーになれるという点で有益な動きだと思われます。
国内のゲームセンターで一番伝説級なのは高田馬場にあるミカドでしょうけれども、方向性の違いはあっても、様々な人々がゲームを通じて織りなす日々を実現するという点では、レッドブルのローカル環境でも同じなわけです。

今後、こういったゲームシーンの動きにはぜひ注目していきましょう。
生まれもって自他共に認める偉大な倹約家だったが、デジタルゲームにはまったがためいまや万年金欠症のハードコアゲーマー。
日本では絶滅危惧種のハードにこだわり、なぜか現代の化石(笑)とも称されたOUYAを購入するなど、後先考えないクレカ狂になり現在に至る…。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません