『PUBG』本戦進出の20チームが決定!2月開幕のPJSαリーグとは?
PUBG熱が高まりまくっています。こちらライターの源田です。
年明けからPUBG界隈では新たなプロチームが誕生したり、しゃがみジャンプに代わる新たなモーション?が発明されたりと話題が尽きませんね。
今回は先日開催されたPJSαリーグについて、その概要や予選大会全試合を観戦した私が「なるほど!」と思った点などを紹介していこうと思います。
PUBG JAPAN SERIES (PJS) の概要
PUBG JAPAN SERIESは日本国内における「PUBGプロリーグ設立」を目指して開催するリーグ形式の大会です。
国内のPUBGプレイヤーに世界大会への切符が掴める公式大会の場を提供しつつ、プロリーグへ向けての準備段階としてαリーグを開催致します。
DMM GAMESはプレイヤーの皆様と大会を通して共にコミュニティを盛り上げ、最終的にPUBGがe-sports大会を実施し、「選手が自立出来る」ようになることを目標に掲げています。
PJSはその第一段階として実施するものです。引用元: 【PJSαリーグ】大会概要
- 予選日程
2018年1月20日(土)
2018年1月21日(日)
- αリーグ日程
2018年
2月10日(土):ニコニコ闘会議2018 1日目
2月11日(日):ニコニコ闘会議2018 2日目
2月17日(土)
2月24日(土)
3月3日 (土)
3月10日(土)
3月17日(土)
大会形式
αリーグ予選 参加チーム上限:40チーム(先着順)
2018年1月20日(土)、21日(日)に各日SQUADマッチを3戦行い順位とキル数でポイントを算出します。
その合計ポイントを元にランキングを作成し、上位20チームがαリーグへの参加権を獲得することが出来ます。αリーグ 参加チーム上限:20チーム
予選で選出された20チーム(80名)にてSQUADマッチを期間中に24戦行います。
全ての選手は大会運営チームより指定されたオフライン会場で試合に参加します。
チームの合計所得ポイントでαリーグでの最終順位が決定します。
リーグ開催期間中、またはリーグ終了後次リーグまでの期間に日本代表チームを選出しなければならない場合この順位を元に優先的に選出致します。引用元: 【PJSαリーグ】大会概要
休日のみとはいえ二ヶ月にわたって、オフライン対戦をするのは中々大変そうですよね。
都内在住の人はともかくとして、地方に住んでいる人は相当ハードな移動を強いられそうだなと思います。
交通費の支給などについては詳しくわかっていませんが、DMM GAMESは「選手が自立出来る」ようになることを目標としているので、その辺りのケアをどれくらいしてくれるのかも気になるところかなと思います。
αリーグ予選大会レポ
ここからはαリーグ予選大会を、視聴した筆者の個人的注目ポイントを紹介していきます!
まずは予選の最終結果から
上位20チームがαリーグ本戦に出場することになるのですが、ご覧の通り「サンシス(略称)」や「野良連合」など、ほかのPUBGの大会ですでに結果を出しているチームが上に来ているのがわかりますよね。
1位の「Rascal Jester」もPJC2017韓国大会で、duo2位の成績を残した「Buhidou gaming」が名前を変えたチーム(4人のうち3人がプロチームに加入した形)ですし、予選大会は強いチームが順当に上位を占める結果となりました。
安全地帯の偏りによってドンデン返しが起こりやすいPUBGですが、強豪チームは6試合の中でしっかりとポイントを稼いでいましたね。
公式の実況配信を見る限りでも、強いチームは撃ち合いに強いだけではなく、勝つために必要なことをちゃんとやっていました。
車両による陣地構築の上手さ
これは上位に限らずどこもやっていたのかもしれませんが、本大会では車両を上手く遮蔽物に使っていたチームが多かったです。
画像の1枚目と2枚目は同じ場面を、それぞれ別視点から撮ったものです。
画質が悪くて少し見づらいかもしれませんが、車両4台+木で陣地を作っている「SCARZ」と、小屋+車両2台で陣地を作っている「Rascal Jester」が撃ち合っています。
どちらも綺麗に車両を繋げていて、考えて車両を停車させているのがわかるはずです。
ほかの大会画像も、以下にざっと並べますが、どれも参考になる陣地構築だと思います。
最後の1枚は偶然な感じもしますが、岩と車が良い具合に連結して陣地を形成しています。
状況は「Rascal Jester」と「PENTAGRAM」の1vs2で、次の安全地帯は「Rascal Jester(1人)」寄り、両チーム互いの位置は把握済みという感じです。
この後、「PENTAGRAM」側が安全地帯に入るため登ってくるのですが、左右に展開するのではなく岩から見て右側に2人で詰めてきます。
通常相手に対して距離を詰める場合、展開して挟み撃ちにするのがPUBGのセオリーです。
しかし、ここで2人が展開しなかった理由は、車が射線を上手く遮っていたからでした。
実況の釈迦さんがこの場面について上記のような解説をしていたのですが、非常にわかりやすく面白かったです。
解説無しで見ていたらスルーしていた場面でしたが、解説があったことで「なるほど!」と唸らせられました。
戦闘の結果は「PENTAGRAM」側が飛び出したタイミングで、「Rascal Jester」側が1人kill→隠れてリロード→2人目をkillと上手く陣地の強さを利用して「Rascal Jester」がドン勝を食べました。
実況が面白い!
本大会はとにかくOooDaさんと釈迦さんの実況・解説が面白かったです(笑)
上記で紹介した解説もそうでしたが、とにかくタメになる話が多くて配信に見ごたえ(聞きごたえ?)がありました。
そのうちの一つで、「韓国リーグではKarよりもSKSなどのマークスマンライフルの人気が高まっている」という話がありました。
これはパッチで5mm系の弾が空気抵抗によって落ちやすくなったこと、またSKSのダウンからキルへの繋げやすくなったことが要因だそうです。
筆者が以前書いた、下記の記事と繋がっています。
まあ微妙に内容はズレているのですが……ともあれ、本大会は実況の面白さもポイントでしょう。
降下地点の固定
「SunSister Suciders(以下サンシス)」は実況で、映った試合のほとんどで開幕即降下を行っていました。
これは本大会ならではの非常に効果的な作戦で、毎回開幕即降下をやることによって他チームに「俺達は毎回即降下するからな?」とプレッシャーを与えることができるのです。
他のチームは「サンシス」が実力のあるチームだと知っているから、下手に開幕即降下ができなくなるわけですね。
PJC2017日本大会優勝チームならではの、戦法と言えるかもしれません。
筆者も大会で「サンシス」が、同じブロックになったら絶対開幕即降下はしないと思います(笑)
本戦に向けての課題も
楽しかったαリーグ予選大会でしたが、本戦に向けて「ここはこうして欲しい……」という課題もありました。
まず1つに、本大会はカメラワークが悪かったです。
目まぐるしく変化する戦場で良い位置にカメラを置き続けるのは難しいのかもしれませんが、立て篭もり中の選手を映し続けたり、俯瞰視点をほとんど使わないカメラワークはTwitchのコメント欄でも言われていましたがちょっと見づらかったように思います。
また大会初日の配信は画質が低く色味もおかしく、内容が良かっただけにどうにかして欲しかったです。
ネガティブな感想となってしまいましたが、画質については2日目に改善されましたし、カメラワークも大会後半になるにつれ良くなっていったように思います。
それにPJC2017ではプレイヤーのクライアント落ちでの失格が多発していましたが、本大会では大会用クライアント・サーバーを用意したことで、そういった問題もゼロではありませんがほとんど起きませんでした。
まとめ
- αリーグ出場の20チームが決定! αリーグは2月~3月にかけてオフラインで行われます。
- 予選大会は強豪が順当に勝ち進む結果に。
- OooDaさんと釈迦さんの実況解説に注目!
いかがでしたか?
αリーグは長期間に渡って行われるものですし、お気に入りのチームは見つけておきたいところですよね。
筆者的は、やはり1位の「Rascal Jester」が本戦でも暴れるんじゃないかと思っていて、活躍に期待しています。
あと本戦出場はできなかったのですが、「魔剤Gaming」も試合開始前のパフォーマンスが良かっただけに惜しいなあと思いました(笑)
諸々の問題点はありましたが、どれも改善が期待できるレベルのものでしたし、αリーグ予選大会は今後の展開に期待の持てる素晴らしい大会だったと思います。
予選大会の模様はTwitchの配信録画から見られるので、興味のある方はぜひ視聴してみることをオススメします。
PUBG JAPAN SERIES αリーグ予選 Day1公式配信
PUBG JAPAN SERIES αリーグ予選 Day2公式配信
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1992年生まれのポケモン世代で、かれこれ20年はゲームで遊んできました。面白いことはより面白くなるように、タメになる話はより深く掘り下げて紹介できるよう精進して行きます!
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